Procede de dosage du glucose-6-phosphate et composition utilisee dans ce procede
专利摘要:
公开号:WO1991013168A1 申请号:PCT/JP1991/000204 申请日:1991-02-19 公开日:1991-09-05 发明作者:Kazuyoshi Nishidate;Yoko Suzuki;Satoshi Inaba 申请人:Iatron Laboratories, Inc.; IPC主号:C12Q1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] グルコース一 6—リン酸の測定方法および測定用組成物 技術分野 [0003] 本発明は、 グルコース一 6—リン酸の測定方法および測定用 組成物に鬨する。 [0004] 本明細書において、 核酸、 ヌクレオチド、 糖質または酵素な どに関して用いる略号は、 生化学命名委員会 (CBN) の勧告 によるかあるいは当該分野の慣用に従うものとし、 具体的には 以下のとおりである。 [0005] ADP :アデノシン二リン酸 [0006] AMY:アミラーゼ [0007] ATP :アデノシン三リン酸 [0008] C R: クレアチン [0009] CK : クレアチンキナーゼ [0010] CMS :カルボキシメチルスターチ [0011] CP : クレアチンリン酸 [0012] GA:ダルコアミラーゼ [0013] G 1 c :グルコース [0014] G 1 c k :グゾレコキナーゼ [0015] G6 P :グルコース一 6—リン酸 [0016] G6PDH:グルコース一 6—リン酸脱水素酵素 [0017] HK:へキソキナーゼ [0018] NAD :酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド NADH:還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド NADP:酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン 酸 [0019] NAD PH:還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリ ン酸 [0020] 6PG : 6—ホスホダルコン酸 [0021] 6 PG—^一 L: 6—ホスホー D—ダルコノー —ラクトン [0022] ^景技術 [0023] ヒト血清等の生体液体試料中に含まれている各種の酵素や生 理活性物質を、 ·酵素反応の特異性に基づいて分析し、 疾病診断 や臨床検査に利用する測定技術が広く実施されている。 その測 定技術において、 各種の検査対象 ·生理活性物質からダルコ一 スー 6—リン酸(G6P) を定量的に誘導し、 以下の反応式 ( I ) [0024] G6 PDH [0025] G6P 十 NAD ( P ) > [0026] 6 PG + NAD ( P ) H ( I ) に示す様に、 そのグルコース一 6—リン酸(G6P) をダルコ ースー 6—リン酸脱水素酵素(G6PDH) および NADまた は NAD Pの存在下で脱水素化して 6—ホスホグルコン酸( 6 PG) を生成させ、 それと同時に生成される NADH量または NAD PH量を吸光度から測定して、 前記の検査対象 ·生理话 性物質を定量する方法も周知である。 [0027] G 6 Pに誘導して定量することのできる検査対象 ·生理活性 物質としては、 例えば、 心筋梗塞や筋ジストロフィーなどの診 断指標となるクレアチンキナーゼ(CK:) 、 滕疾患や肝疾患等 の診断指標となるアミラーゼ (AMY) 、 または糖尿病などの 診断指標となるグルコース (G 1 c ) を挙げることができる。 定量的に誘導された G 6 Pから前記式( I ) の反応で NAD ( P ) Hを生成させ、 その增加を、 例えば波長 340 nmにお ける吸光度変化から測定し、 その測定値から、 前記の生理活性 物質のレベルを分析し、 疾病診断や臨床検査を行うことができ る。 [0028] しかしながら、 従来の測定系においては、 試料中の生理活性 物質含有量が一定量を越えると、 所定の試薬組成および反応時 間内において NAD ( P ) Hの生成量が定量的には増加せず、 生理活性物質含有量を正確に測定することができないことがあ つた。 従って、 最初の測定で試料中の生理活性物質含有量が多 いことがわかった場合には、 その試料を適当に希釈して再検査 する必要があった。 [0029] 本発明の目的は、 従来法において正確な測定が不可能であつ た高濃度域においても、 正確な測定を行うことができる手段を 提供することにある。 発明の開示 [0030] 前記の目的は、 本発明により、 [0031] グルコース一 6—リン酸と NADまたは NAD Pとをダルコ一 スー 6—リン酸脱水素酵素の存在下で脱水素して 6—ホスホグ ルコン酸と NAD Hまたは NAD PHとを生じさせる工程を含 むグルコース一 6—リン酸の測定方法において、 6—ホスホダ ルコノラクトナーゼを存在させることを特徴とする、 前記の測 定方法によって達成することができる。 [0032] また、 本発明は、 [0033] 6—ホスホダルコノラクトナーゼと、 グルコース一 6—リン酸 脱水素酵素と、 NADまたは NADPとを含むことを特徴とす る、 グルコース一 6—リン酸の測定用組成物にも関する。 図面の簡単な説明 [0034] 第 1図は、 本発明の 6—ホスホダルコノラクトナーゼの存在 下(曲線 2 ) および不在下 (曲線 1 ) における、 グルコース一 6—リン酸の消費量の差を示すグラフである。 [0035] 第 2図は、 本発明の 6—ホスホダルコノラクトナーゼの存在 下(曲線 4 ) および不在下(曲線 3 ) における、 クレアチン消 費量の差を示すグラフである。 [0036] 第 3図は、 本発明の 6—ホスホグルコノラクトナーゼの存在 下および不在下における、 グルコース消費量の差を示すグラフ である。 発明を実施するための最良の形態 [0037] 本発明の測定方法および測定用組成物は、 従来の G 6 P測定 系に、 新たに 6—ホスホダルコノラクトナーゼを共存させるこ とからなる。 [0038] 従って、 本発明で用いる G6Pは、 任意の公知の反応系から 誘導したものでよい。 例えば、 クレアチンキナーゼ (CK) 、 アミラーゼ(AMY) 、 またはグルコース (G 1 c ) の測定で 誘導されたものであることができる。 また、 G6PDHとして も、 従来法で使用されている任意の酵素(例えば、 市販酵素) を用いることができる。 [0039] 本発明において新たに加える 6—ホスホダルコノラクトナー ゼは公知の酵素であり、 後述するように 6—ホスホー D—ダル コノー ーラクトン (6PG— 一 L) を 6—ホスホグルコン 酸 ( 6PG) に変える活性を有し、 例えば、 J. Re— s e a r c h Nat l . Bu r. St anda r d s , 48, 163 ( 1952 ) ; または、 生化学, 37, 788 [0040] ( 1965 ) に記載されている。 6—ホスホダルコノラクトナ ーゼは、 例えば、 シユードモナス属 (P s e u d omo n a s ) もしくはロイコノストック属 (Le u c o n o s t o c ) に属 する微生物、 または酵母から得ることができる。 6—ホスホグ ルコノラクトナーゼの添加量には特に制限はなく、 前記の 6 P G— S— Lから 6 PGへの反応を進行させるのに充分な量で存 在させればよい。 [0041] 本発明の分析用組成物は、 6—ホスホダルコノラクトナーゼ 0. 01〜50 UZm 1、 好ましくは 0. 01〜: L OUZm l と、 グルコース一 6—リン酸脱水素酵素 0. 5〜20 UZm 1、 好ましくは 1〜511 1111と、 NADまたは NADP0. 2〜 20mM、 好ましくは 0. 5〜5mMとを含有する。 [0042] 本発明においては、 測定系を酸性ないし弱アルカリ性 (特に は、 P H約 5. 5〜約 8. 5 ) に調整することのできる任意の 緩衝液、 例えば、 イミダゾール緩衝液、 トリス緩衝液、 リン酸 緩衝液、 またはグッド緩衝液を用いることができる。 [0043] 本発明においては、 種々の反応系によって検査対象 ·生理活 性物質から誘導された G6 Pに対して、 G6PDH、 NAD ( P ) および 6—ホスホダルコノラクトナーゼを含む 薬組成 物を加え (または、 G6Pを誘導する反応系に最初から前記組 成物を共存させ) 、 反応によって生成する NAD ( P ) Hの量 を波長 340 nm付近における吸光度によって測定し、 その測 定値から目的とする検査対象■生理活性物質の活性を測定する ことができる。 [0044] 本発明を用いて、 水性液体、 特に生物学的水性液体、 例えば, 血液または血液から誘導した液体(特に血清、 または血漿) 、 あるいは尿または組織抽出液中に含まれているクレアチンキナ ーゼ( CK:) 、 アミラーゼ(AMY) またはグルコース ( G 1 c ) を測定することができる。 以下、 それらの生理活性物質の 測定方法について順に説明する。 [0045] クレアチンキナーゼ(CK) [0046] 従来から公知の C K測定法の反応経路の一例を示せば、 以下 のとおりである。 [0047] CK [0048] CP + ADP > CR十 ATP (II) [0049] HK(Glck) [0050] ATP + G l c > ADP + G6P (III) [0051] G 6 P D H [0052] G6P + NAD ( P ) > [0053] 6 P G + NAD ( P ) H ( I ) 本発明によれば、 前記式( I ) の脱水素反応において、 6— ホスホダルコノラクトナーゼを存在させる。 本発明は、 前記式 (Π) 、 式(ΠΙ) および式( I )からなる全反応系を 1工程ま たは多工程で実施す ¾いずれの方法においても用いることがで きる。 従って、 6—ホスホダルコノラクトナーゼを全反応系の 最初から存在させても、 後から添加してもよい。 この CK測定 法の被検試料としては、 CKを含む可能性のある試料であれば 特に制限されないが、 特には血液または血液から誘導した液体 (特に血清、 または血漿) 、 あるいは尿または組織抽出液を挙 げることができる。 [0054] アミラーゼ ( AMY ) [0055] 従来から公知の A M Y測定法の反応経路の一例を示せば、 以 下のとおりである。 [0056] AMY [0057] CMS > G 1 c (IV) [0058] GA [0059] HK ( G 1 c K ) [0060] G 1 c + ATP > [0061] ADP +G6P (V) [0062] G 6 P D H [0063] G6P 十 NAD ( P ) > [0064] 6 PG + NAD ( P ) H ( I ) 本発明によれば、 前記式( I ) の脱水素反応において、 6— ホスホダルコノラクトナーゼを存在させる。 本発明は、 前記式 (IV) 、 式(V) および式( I ) からなる全反応系を 1工程ま たは多工程で実施するいずれの方法においても用いることがで きる。 従って、 6—ホスホダルコノラクトナーゼを全反応系の 最初から存在させても、 後から添加してもよい。 この AMY測 定法の被検試料としては、 A M Yを含む可能性のある試料であ れば特に制限されないが、 特には血液または血液から誘導した 液体(特に血清、 または血漿) 、 あるいは尿または組織抽出液 を挙げることができる。 [0065] グルコース ( G 1 c ) [0066] 従来から公知の G 1 c測定法の反応経路の一例を示せば、 以 下のとおりである。 [0067] HK ( G 1 c K ) [0068] G 1 c + ATP [0069] ADP 十 G6P (VI) [0070] G6PDH [0071] G6 P + AD ( P ) [0072] 6 P G + NAD ( P ) H ( I ) 本発明によれば、 前記式( I ) の脱水素反応において、 6— ホスホグルコノラクトナーゼを存在させる。 本発明は、 前記式 (VI) および式 ( I ) からなる全反応系を 1工程または多工程 で実施するいずれの方法においても用いることができる。 従つ て、 6—ホスホダルコノラクトナーゼを全反応系の最初から存 在させても、 後から添加してもよい。 この G 1 c測定法の被検 試料としては、 G l cを含む可能性のある試料であれば特に制 限されないが、 特には血液または血液から誘導した液体(特に 血清、 または血漿) 、 あるいは尿または組織抽出液を挙げるこ とができる。 [0073] 次に、 本発明の測定原理を説明するが、 本発明は以下の記載 によって限定されるものではない。 [0074] 前記式 ( I ) の反応'を素反応に分けると以下のとおりである G6 PDH [0075] G6 P + NAD ( P ) 、 ヽ [0076] 6 PG-^-L + NAD ( P ) H ( 1 ) [0077] 6 P G— ^— L > 6 P G ( 2 ) 即ち、 グルコース一 6—リン酸 (G6P) をグルコース一 6 一リン酸脱水素酵素(G6PDH) の存在下で脱水素化すると まず 6—ホスホ一 D—グルコノ一 S—ラクトン ( 6PG— S— L ) が生成し、 続いて 6—ホスホダルコン酸 ( 6PG) が生成 する。 [0078] ここで、 式 ( 1 ) の反応は可逆反応であり、 式 ( 2 ) の反応 は不可逆反応であるものと思われる。 式 ( 1 ) の左方向反応 ( 6 PG— ^— Lから G6 Pへの反応) の速度と比較して式 ( 2 ) の反応速度が速ければ、 式( 1 ) の反応生成物 · 6 P G 一 — Lがすぐに式( 2 ) によって 6 PGに変化していくので、 式( 1 ) の反応は右方向 (06 から6 0— —し) へ進行 し、 反応系中の NAD (P) H量が増大する。 逆に、 式 ( 2 ) の反応速度が遅いと、 式( 1 ) の反応生成物 ' 6PG—^— L は、 式 ( 1 ) の可逆反応によって G 6 Pに戻り、 その際に N A D (P) Hを消費するので、 反応系中の NAD ( P ) H量の増 加を抑える方向へ働く。 [0079] 従来、 式 ( 2 ) の反応は、 特に酵素を必要とせず、 例えば加 水分解などにより速やかに進行するものと考えられていた。 [0080] しかしながら、 本発明者が見い出したところによれば、 本発 明による 6—ホスホダルコノラクトナーゼを存在させない場合、 PH8. 5以上では式 ( 2 ) の反応が比較的速やかに進行する P H8. 5以上では式( 2 ) の反応が比較的速やかに進行する のに対し、 P H8. 5以下では式 ( 2 ) の反応進行速度は極め て遅いことがわかった。 [0081] 従って、 P H8. 5以下において、 本発明による 6—ホスホ ダルコノラクトナーゼの不存在下で、 前記式( I ) 、 即ち式 ( 1 ) および式( 2 ) の反応を行うと、 通常の測定時間内では 反応が完了せず、 得られる結果も不正確なものとなる。 例えば, クレアチンキナーゼ(CK ) の場合、 活性測定至適 P Hは一般 に約 6. 5であるので、 前記の現象は重大な影響を与える。 本発明は、 前記のように、 前記式( I ) の脱水素反応工程に 特定の酵素を存在させることにより、 式( 2) の反応を促進さ せて、 短時間内に反応を完結させ、 迅速で、 正確で、 高精度の 測定結果が得られることを可能にするものである。 [0082] なお、 本発明は、 P H8. 5以下での測定に利用するのが特 に好ましいが、 P H8. 5以上での測定に用いて、 一層迅速で. 正確で、 高精度の測定結果を得ることもできる。 実施例 [0083] 以下、 実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、 こ れらは本発明の範囲を限定するものではない。 [0084] 実施例 1 [0085] G6 PDH (ベーリンガー ·マンハイム社製) SUZm 1と NADP (オリエンタル酵母社製) 2. 5mMとを含有する 10 OmMイミダゾールー酢酸緩衝液(pH6. 7 ) [以下、 A液と称する] 3m lに、 G6P (オリエンタル酵母社製) 8 mMを含有する 10 OmMィミグゾール緩衝液( pH 6. 7 ) 3 を加え、 37°Cで反応させ、 NADPH量の増加を示 す、 波長 340 nmにおける吸光度変化を経時的に 10分間測 定した。 結果を第 1図の曲線 1に示す。 [0086] 次に、 前記 A液の代わりに、 6—ホスホダルコノラクトナー ゼ(後記参考例で調製したもの) 0. 2UZm lを A液に添加 して調製した液 3 m 1を使用すること以外は前記と同様に操作 して、 NADPH量の増加を 10分間測定した。 結果を第 1図 の曲線 2に示す。 [0087] 実施例 2 [0088] ヒトプール血清に、 CK (ゥサギ筋肉由来:ベーリンガ 'マ ンハイム社) を 5000UZリットルの濃度で加えてから、 精 製水で希釈し、 10種( 500 UZリットル、 1000U リ ットル、 1500UZリットル、 2000U/リットル、 2500UZリットル、 3000UZリットル、 3500 UZ リットル、 4000 UZリットル、 4500 UZリツトル、 お よび 5000U リットル) の希釈系 を調製した。 [0089] 次に、 ダルコキナーゼ(ュニチカ社製) 4UZm lと、 グル コース 25mMと、 ADP2mMと、 G6PDH (ベーリンガ 一 ·マンハイム社製) 1. 5UZm lと NADP (オリエンタ ル酵母社製) 2. 8mMとを含有する 10 OmMイミダゾール 一酢酸緩衝液(PH6. 7 ) [以下、 B液と称する] 320 u 1 , およびクレアチンリン酸 125 mMと酢酸マグネシウム 5 OmMとを舍有する 25 mMトリス一塩酸緩衝液(ρΗ 7. 5 ) 80 1を前記の各希釈系列 8/ 1に加え、 37 で 反応させ、 反応開始後、 3分〜 5分間にかけて、 吸光度変化を 波長 340 nmにおいて測定し、 単位時間当たりの吸光 変化 量 ( AAb sZm i n ) を求めた。 結果を第 2図において〇 [0090] (線 3 ) で示す。 [0091] 次に、 前記 B液の代わりに、 6—ホスホダルコノラクトナー ゼ(後記参考例で調製したもの) 0. 2UZm lを B液に添加 して調製した液 320 i 1を使用すること以外は前記と同様に 操作して、 NADPH量を測定した。 結果を第 2図において秦 [0092] (線 4 ) で示す。 [0093] 実施例 3 [0094] グルコースを精製水で希釈し、 40 OmgZd 1、 700 mgZd lおよび 1000mg/d lの濃度の希釈溶液を調製 した。 [0095] 次に、 グルコキナーゼ(ュニチカ社製) 4UZm 1と G6P DH (ベーリンガー ·マンハイム社製) 1. 5U/m 1と NA DP (オリエンタル酵母社製) 2. 8mMとを含有する 10〇 mMイミダゾールー酢酸緩衝液(pH6. 5 ) [以下、 C液と 称する] 2. Om 1に、 ATP (ベーリンガー■マンハイム社 製) 8. 5mMを含有する 10 OmMイミダゾールー酢酸緩衝 液(PH6. 5 ) 0. 5 Om 1を混合した後、 前記の各ダルコ ース希釈溶液 20 1を加え、 37 °Cで反応させ、 反応開始後 10分間の吸光度変化を波長 340 nmにおいて測定した。 次に、 前記 C液の代わりに、 6—ホスホダルコノラクトナー ゼ(後記参考例で調製したもの) を 0. 09U/m lの濃度と なるように C液に添加して調製した液を使用すること以外は前 記と同様に操作して、 NADPH量を測定した。 [0096] 前記の結果を第 3図に示す。 第 3図において、 曲線 5 Cはグ ルコース 40 Omg/d 1希釈溶液に 6—ホスホダルコノラク トナーゼを加えなかった場合、 曲線 5 Eはグルコース 400 mg/d 1希釈溶液に 6—ホスホダルコノラクトナーゼを加え た場合、 曲線 6Cはグルコース 70 OmgZd 1希釈溶液に 6 —ホスホグルコノラクトナーゼを加えなかった場合、 曲線 6 E はグルコース 70 Omg/d 1希釈溶液に 6—ホスホダルコノ ラクトナーゼを加えた場合、 曲線 7 Cはグルコース 1000 mg/d 1希釈溶液に 6—ホスホダルコノラクトナーゼを加え なかった場合、 曲線 7 Eはグルコース 100 Omg/d 1希釈 溶液に 6—ホスホダルコノラクトナーゼを加えた場合の結果を 示し、 そして曲線 8はグルコースを含まない精製水に 6—ホス ホダルコノラクトナーゼを加えた場合の結果を示す。 [0097] 参考例: 6—ホスホグルコノラクトナーゼの調製 [0098] ( 1 ) ペナッセィ (Pe n a s s ay) ブロス (D i i c o社 製) を用いてシユードモナス ■ フルオレセンス (P s e u d— mo na s f l u o r e s c e n s : R I MD 1615005;大 阪大学微生物病研究所より入手) を 3 CTCで 1日間前培養した。 この培養物を、 更にハート · ィンフュージョン培地で 30°Cに て 1日間培養した。 得られた培養液を遠心して集菌した。 食塩 水で洗浄後、 トリス緩衝液中にて超音波で細胞を破壞し、 更に 遠心処理した。 上清を PH7. 5で硫安分画し、 硫安 30〜 [0099] 70%飽和で沈殿するタンパク質分を遠心して集めた。 このタ ンパク質分をトリス緩衝液に溶解させ、 透析した後、 DEAE 一セルロースカラムで粗精製した。 得られた粗精製物を H P L C [カラム充填剤 ·· ZORBAX GF— 250 (デュポン 社) ] によって更に精製し、 分子量 3万〜 5万に流出する単一 ピーク分として目的の 6—ホスホダルコノラクトナーゼを分取 した。 [0100] ( 2 ) 分取した 6—ホスホグルコノラクトナーゼの活性は以下 の試験によって規定した。 [0101] 使用溶液: [0102] D液: NADPが 0. 85mMおよび G6 Pが 0. 08mM となるように、 1 OmM塩化マグネシウムを含む 10 OmMィ ミダゾ一ルー酢酸緩衝液(PH6. 5〉 で調製した。 [0103] E液: 6—ホスホダルコノラクトナーゼを含まない G6 PD Hを 20 OU/m 1となるように精製水に溶解して調製した。 [0104] F液: 6— PGDH硫安懸濁液( 12 OU/m 1 :べ一リン ガー■マンハイム社) 。 [0105] 操作方法: [0106] E液 10 1に D液 3m 1を加え、 37 eCで 2分間反応させ た。 参考例( 1 ) で調製した 6—ホスホダルコノラクトナーゼ 液 20 1を加え、 37eCで 2分間放置した後、 F液 5 1を 加えた。 F液を添加してから 2〜4分後の波長 340 nmにお ける吸光度変化を測定した。 [0107] この際、 2〜4分間の吸光度が 0. 06Ab s . を越えた場 合、 また 2分までの吸光度が 0. 8Ab s . を越えた場合は、 6—ホスホダルコノラクトナーゼ液を精製水で希釈して、 再度 測定を行った。 [0108] 同様に、 6—ホスホグルコノラクトナーゼ液のかわりに精製 水を用いて空試験を行った。 [0109] 活性の計算は以下の式によって行った。 6—ホスホダルコノラクトナーゼ活性 (U/m 1 ) = [0110] ΔΕ/Τ V [0111] X X D F [0112] e X d v 前記の式で、 ΔΕは吸光度変化、 Tは反応時間(m i η ) 、 ε は NAD ΡΗの吸光係数(6. 22 c mV/ mo 1 ) 、 dは セル長( c m) 、 Vは最終液料 (m 1 ) 、 Vは 6—ホスホダル コノラクトナーゼ含有液の液料 (m 1 ) 、 そして D Fは 6—ホ スホダルコノラクトナーゼ含有液の希釈倍率である。 産業上の利用可能性 [0113] 本発明は、 グルコース一6_リン酸(G6 P ) から 6—ホス ホダルコン酸( 6 PG) を生成する脱水素反応工程に 6—ホス ホグルコノラクトナーゼを存在させることにより、 G6 Pから 6 PGへの反応を促進させて、 迅速で、 正確で、 高精度の測定 を可能にするものである。 [0114] 従って、 各種の生体試料に含まれている生理活性物質、 例え ば、 心筋梗塞や筋ジストロフィーなどの診断指標となるクレア チンキナーゼ(CK) 、 滕疾患や肝疾患等の診断指標となるァ ミラーゼ(AMY) 、 または糖尿病などの診断指標となるグル コース (G 1 c ) から G6 Pを定量的に誘導し、 更に NAD ( P ) Hを生成させ、 その量を測定することにより、 前記の生 理活性物質のレベルを迅速、 正確、 そして高精度に分析し、 疾 病診断や臨床検査を行うことができる。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲 1. グルコース一 6—リン酸と NADまたは NAD Pとをグル コース一 6—リン酸脱水素酵素の存在下で脱水素して 6—ホス ホグルコン酸と NADHまたは NAD PHとを生じさせる工程 を含むグルコース一 6—リン酸の測定方法において、 6—ホス ホダルコノラクトナーゼを存在させることを特徴とする、 前記 の測定方法。 2. 被検試料を、 クレアチンリン酸、 グルコース、 へキソキナ ーゼ、 ADP、 NADまたは NAD P、 そしてグルコース一 6 一リン酸脱水素酵素と接触させる工程を含むクレアチンキナー ゼの測定方法において、 6—ホスホグルコノラクトナーゼを存 在させることを特徴とする、 前記の測定方法。 3. 被検試料を、 スターチ、 ダルコアミラーゼ、 へキソキナー ゼ、 ATP、 NADまたは NADP、 そしてグルコース一 6— リン酸脱水素酵素と接触させる工程を含むアミラーゼの測定方 法において、 6—ホスホダルコノラクトナーゼを存在させるこ とを特徴とする、 前記の測定方法。 4. 被検試料を、 へキソキナーゼ、 ATP、 NADまたは NA D P、 そしてグルコース一 6—リン酸脱水素酵素と接触させる 工程を含むグルコースの測定方法において、 6—ホスホダルコ ノラクトナーゼを存在させることを特徴とする、 前記の測定方 法。 5. 6—ホスホダルコノラクトナーゼと、 ダルコ一スー 6—リ ン酸脱水素酵素と、 NADまたは NADPとを含むことを特徴 とする、 グルコース一 6—リン酸の測定用組成物。 6. 6—ホスホグルコノラクトナーゼ 0. 01〜50UZm l と、 グルコース一 6—リン酸脱水素酵素 0. 5〜20U/m l と、 NADまたは NADPO. 2〜20mMとを含む、 請求の 範囲 5に記載の組成物。
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